元エホバの証人一世、possibleの“独り言”的ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「依正不二」(えしょうふに)。 -強い主体が環境をも変える-

「夫(それ)十方(じっぽう)は依報(えほう)なり,
 衆生(しゅじょう)は正報(しょうほう)なり
 譬(たと)へば依報(えほう)は影のごとし,正報(しょうほう)は体(たい)のごとし,
 身(み)なくば影なし 正報(しょうほう)なくば依報(えほう)なし,
 又(また)正報(しょほう)をば依報(えほう)をもつて此(こ)れをつくる」

(日蓮聖人著「瑞相御書」 54歳の時の著述)



仏教の言葉で「依正不二」(えしょうふに)という言葉がある。

依正」(えしょう)とは,「依報(えほう)」と「正報(しょうほう)」のことで,
依報(えほう)」とは,広辞苑第六版によれば,

 「〔仏〕過去の行為の結果として受ける,環境世界。」

と説明されている。

そして,「正報(しょうほう)」とは,

 「〔仏〕過去の行為の結果,報いとして受ける,われわれの心身。」

と説明されている。

そして,「不二(ふに)」とは,

 「〔仏〕異ならないこと。差別のないこと。
  現象的に対立する二つのことが根底的には一体であること
  大乗仏教において主張される。」

と書かれている。


だから,「依正不二」(えしょうふに)とは,簡単に言えば,

 「環境世界」と「われわれの心身」とは「一体」である
 (「客体」と私たち(主体)は,別のものではなく,実は一体である)

という意味である。


これは,実に,興味深い教えだと私は思う。

私はかつて,「ポジティブに考えると,ポジティブな結果が返ってくる」と
なぜ主張したり,信じたりできるのか,その「理由」をうまく説明できなかった。

「ポジティブに考える」というのは,
あくまでも,私たちの「脳の中だけでの活動である。
しかし,その「脳の中」の考えに過ぎないものが,
なぜか,周囲の「環境」を変えてしまうほどの力を持っているのある。

だから,もし,私たちが,自分の周り(環境,客体)を変えたいと思うならば,
まず,強い自分(確固たる主体)を確立すればいいのである


そうすると,「依正不二(えしょうふに)」の原理(法則)に基づいて,
やがて,「環境」(周り)が変わってくるのである。


ある人たちは,この教え(依正不二)をもとに,
「地震」や「天変地異」の原因が,人々(大衆)の心にある,とさえ言う。

たとえば,日蓮は,そう考えた。
前述の書物の中で,彼は続けて,こう述べていた。

人の悦(よろこ)び多多(たた)なれば
 天に吉瑞(きつずい)をあらはし 地に帝釈(たいしゃく)の動(うごき)あり,
 人の悪心(あくしん)盛(さかん)なれば
 天に凶変(きょうへん),地に凶夭(きょうよう)出来(しゅったい)す」

(日蓮聖人著「瑞相御書」 54歳の時の著述)



ここで述べてる事柄は,もう完全に「信仰の領域」に入る事柄であり,
厳密な「科学」,たとえば地震学者は,それは「地球の活動」であるとして
人間の思考との関連性”を否定するかもしれないが,
私たちを生み出し,現に,今でも私たち人間を養ってくれている「母なる大地」が,
その地の上に住む私たち「人間の思いに反応する」としても,別に,
何ら不思議ではない,と私個人は感じる。

(そもそも,この観点で考えないと,聖書の言う「終わりの日」には,
「地震」などの天災が以前よりも多くなるという説明も,
地上に住む「邪悪な人々」との“関連性”が全くなく,意味不明となる。)


それに,ネガティブな人たちが集まり,「負のエネルギー」が強くなれば,
そこの「環境世界」が,その影響を受ける
とも考えられる。

そう考えると,この「依正不二」(えしょうふに)という教えは,
「すごい教えだな」とも思う。

仏教の教えというのは,三千年の昔から,
このような「心の法則」に気づいた人たちが
私たちに気づかせてくれてたものなのかもしれない。





関連記事
スポンサーサイト
コメント
No title
是非、ガイヤ理論について、ウィッキを見て下さい
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A2%E7%90%86%E8%AB%96

lこの言葉と一致する科学ですよ
2015/07/09(木) 15:52 | URL | C12 #qbIq4rIg[ 編集]
「気」が大事
ロンちゃんさん>
コメント,ありがとうございます。(゜゜)(。 。 )ペコッ

「気」というのは,見えないものですけども,
きっと,大切なものなんでしょうね。

だから,日本語には,「」の付く言葉がたくさんあります。

」「」「」「」「
をつけて」「がつく人」・・・

この「気」が弱くなって「」がなくなり,「」ではなくなる時に
」になり,「」になり,「」になってしまうのでしょう。

そして,この「気」が周りに良い影響を及ぼす時には,
雰囲」が良くなり,「」づき,「」が上がり,
そして,「」が良くなり,「」が上がったりするのでしょう。

実際,誰かがそこにいるだけで,その周りの「が変わる
という時がありますよね。
良くも悪くも。
2009/02/11(水) 23:34 | URL | possible #C454ixHI[ 編集]
Re: 「依正不二」(えしょうふに)。 -強い主体が環境をも変える-
possibleさん、こんにちは。今頃すみません。

『依正不二』の教え、私もそうだと思います。実際に、学校や家庭・JW会衆で、誰かが元気印で積極的に振る舞うことで、全体が明るく活発になったという話をよく聞きます。

もし、周囲に不満があるなら、先ず、自分を変えてみるのが大切なんですね。(と、分かってはいますが、愚痴から入る情けないロンでした。)

ところで、この記事の後半の「母なる大地」が「人間の思いに反応する」という点、興味深かったです。

以前、気功の指圧サロンに行ってた時、「気」の話を聞いたのですが(決して気功を是認したり、推奨する話ではありませんが)、「気」は、元々生命エネルギーで、宇宙や自然界を循環している気を取り入れ、体内の気を高めるというものが「気功」だそうです。そこの指圧師は、自然や他の生物と気の交流をしてるとのことでした。(話はそれますが、彼は、指の先からかなりの熱と電気を出すことが出来ました。一説には、気は電磁とも言われていますが)

さらに、人間に三宝(精・気・神)があり(三つは一体)、人体における滋養が精、活動が気、思想(心)が神だそうです。はぁ?ですが。

ここで聞いたことを総合すると、人間の心が悪くなると人間の気の流れが悪くなる(実際に病気になったり、元気ではなくなる)、人間の気が上手く流れないなら、一体になって流れている自然界の気の流れも乱れ、悪い影響を与えるかも知れないという考えを導き出せる訳です。

気功は元々道教(仏教にも影響は与えましたが)なので、日蓮への影響があるのかどうかは私には分かりませんが、それとは別にして、possibleさんがおしゃっていたように、人間のネガティブ思考が「環境世界」に影響を与えることもあるかなと思いました。

ところで、『色心不二』の言葉、懐かしいです。学生の時、剣道部に所属していたロンですが、先輩が竹刀や手拭いに書いていたりしました。私は『克己』でしたが。勝負師の好きな言葉なのでしょうね。


2009/02/11(水) 16:19 | URL | ロンちゃん #GCAIx1CU[ 編集]
Re: 「依正不二」(えしょうふに)。 -強い主体が環境をも変える-
きたひろさん>
( ∂-∂)ノ(* ∂。∂)ノこんばんわぁ♪

>「自分のいつも考えていること、それが自分そのもの」である、と言われる「マー
> フィー博士」の考えも一緒のように想えます。

そうですね。(゜_゜)(。_。)

なお,こと「自分」ということに関しては,
「依正不二」ではなく,「色心不二」という言葉がありまして,
そちらのほうが近いかなと思います。

「依正不二」っていうのは,「もっと規模が大きい」っていうんでしょうか,
自分「以外」のものにも影響を及ぼしちゃうよ,って考えです。

そこらへんも,ちゃんと続きで,すぐに説明したかったのですが,
「依正不二」の話で,みんな「関心がない」ように感じたので,
それについてはまた,機会があったらにしますね。


> 米国では新たな大統領によって「YES、WE CAN!!」可能思考を取り戻
> そうとしています。

ほんと,オバマさんは,すごいですよね。

47歳ですか。ほんと,すごいなって思います。
人生というのは,「そういうものなんだ」って教えてくれます。
彼は,「つかみたいと思ったから,つかんだ。」
ただ,それだけだと思います。

あの,白いドレスを着た奥さんと踊る時に,
見ている人たちに対して,

 “first of all”(何よりもまず)

と前置きで述べたあと,「私の妻は,きれいだろ?
って,みんなに言ってるオバマさんが記憶に残っています。

私たちも,彼のように「大きな夢」をもって,それをつかみたいですよね。
2009/01/25(日) 20:59 | URL | possible #C454ixHI[ 編集]
Re: 「依正不二」(えしょうふに)。 -強い主体が環境をも変える-
皆さんおはようございます。possibleさんいつもありがとうございます。

> 「人の悦(よろこ)び多多(たた)なれば
> 天に吉瑞(きつずい)をあらはし 地に帝釈(たいしゃく)の動(うごき)あり,
 人の悪心(あくしん)盛(さかん)なれば
> 天に凶変(きょうへん),地に凶夭(きょうよう)出来(しゅったい)す」

 実に現実的な教えだと思います、

> だから,「依正不二」(えしょうふに)とは,簡単に言えば,

> 「環境世界」と「われわれの心身」とは「一体」である
> (「客体」と私たち(主体)は,別のものではなく,実は一体である)

 「自分のいつも考えていること、それが自分そのもの」である、と言われる「マーフィー博士」の考えも一緒のように想えます。

 米国では新たな大統領によって「YES、WE CAN!!」可能思考を取り戻そうとしています。

 自分も、可能思考、ポジティブな考えの大切さを実感しております、きっとそれは「力」を自分に与えてくれるものと考えます。

 今後とも、よろしくお願いします。

 
2009/01/25(日) 09:11 | URL | きたひろ #R.yfsfgE[ 編集]
Re: 「依正不二」(えしょうふに)。 -強い主体が環境をも変える-
ローリンさん>
コメント,ありがとうございます。(゜゜)(。 。 )ペコッ

あまり反応もなく,「つまらないのかな?」と思ったんですが,
ローリンさんがコメントをくださって,有り難いです。

依正不二」という言葉については,私もついこの間,知りました。
その「重要性」に気づいたので,だから書いてるわけですけども。

実は,もうかれこれ数年前に,創価学会の教えを調べた際に
この言葉に接してるはずなのに,なぜかその時は,
私の心にまったく残りませんでした。
たぶん,その時の私では,その教えの「重要性」が
まったく分からなかった
のだろうと思います。

たぶん,「機が熟して」ないと,受け入れられないのかもしれません。
今の私は,「心の法則」の重要性がだんだん分かってきて,
その段階で,もう一度見てみると,その教えの「重要性」に気づくのです。

たぶん,この「依正不二」の教えの言わんとする事柄を
きちんと理解し,分かると,日蓮の教えの「真髄」が
つかめてしまうほど,重要な教えだと私は思います


すなわち,日蓮は,簡潔に言うと,私たちに
強い自分確固たる主体を作れ」と教えてるのです。
だから,

 「神の護(まも)ると申すも
  人の心つよきによるとみえて候(そうろう)」

と述べてるわけです。
http://godpresencewithin.blog86.fc2.com/blog-entry-13.html

この言葉も,「依正不二」の観点から見ると,
「なるほど~」としか言いようがないです。

それゆえ,日蓮は,自分の「」にある仏,
たとえば,阿弥陀仏のような西方極楽浄土に住む仏に頼り,
それが助けてくれるなどと,おとぎ話のようなことを教える浄土宗などを,
厳しく批判したんだと思います。
それによって,「正報」(主体である自分)が弱くなってしまうからです。

本当は,仏は,「私たちの胸の中にいる」と日蓮は教えます。
だから,本尊とする曼陀羅は,崇拝の対象というよりも,
自分の「心の中」を徹底的に見つめる「観心」という修行の一環で,
「南無妙法蓮華経」とは,「自分の中にいる仏への呼びかけ」だったのです。

それは,「自分の中の仏よ,目覚めよ! 私に力を与えたまえ
ということなのだろうと私は思います。
それらはすべて,「強い自分という主体を確立する」ための方法だったのです。

日蓮という人は,やっぱり,すごい人だと私は思います。
2009/01/17(土) 19:35 | URL | possible #C454ixHI[ 編集]
Re: 「依正不二」(えしょうふに)。 -強い主体が環境をも変える-
ぽっしぶるさん
いつも興味深いことを教えてくださりありがとうございます。
「依正不二」と言う言葉は知りませんでした。

ひとつの文明が終わる時、不正や悪徳がはびこり、天変地異が起きると言うことの簡潔な説明ですね。
日蓮と言う人は本当にすごいですね。


>「母なる大地」が,
その地の上に住む私たち「人間の思いに反応する」としても,別に,
何ら不思議ではない,と私個人は感じる。

私もそう思います。
ネガティブな思考がその人の体を蝕み、病気になったり、ポジティブな思考によって癌細胞が消えたり、という事は、まさに思考が物質に影響を及ぼしていると言えるかもしれません。
だとすれば、私たちの思考は、地球や宇宙にも影響を及ぼすと考えてもいいのかもしれないと思います。

>「環境世界」と「われわれの心身」とは「一体」である
うーーーん、深いです。。
瞑想が必要ですねv-263
2009/01/16(金) 21:12 | URL | ローリン #RgGjqjoQ[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
好きな音楽
Terra's Theme (ファイナル・ファンタジー6)


アリア・ディ・メッツォ・カラッテーレ(ファイナル・ファンタジー6)
Translation
You can translate this blog into the language of your country by the Google Translate or the Excite Translator.


最新コメント
Since October 27, 2008
最新記事
月別アーカイブ
CalendArchive
カテゴリ
プロフィール

possible

Author:possible
男性(独身です)

故・本田美奈子と同世代

「メールアドレス」や「管理者に感想を送る」は,ウェブサイトに書いてあります。

検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
Maukie - The Virtual Cat
最新トラックバック
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。