元エホバの証人一世、possibleの“独り言”的ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「天上天下 唯我独尊」(てんじょうてんげ・ゆいがどくそん)

今日も,「仏教」ネタを一つ。

仏教」の創始者は,誰もが知っているとおり,「釈迦」(しゃか)という人である。
仏教徒は,釈迦を尊重して,「釈尊」(しゃくそん)と呼ぶ。
(私も,このブログの記事では,そう呼ばせていただく。)

日本人は,親しみを込めて彼のことを「お釈迦さま」と呼ぶが,
そもそも「釈迦」とは,彼が「釈迦族」の王子として生まれたから,そう言われるのである。
だから,「釈迦」とは,もともとは彼の「種族名」であり,
その意味は,梵語(サンスクリット語)で「力ある者」「能力」という意味がある。
(その意味は,ヘブライ語の「神」(エール)と似ている。)


仏陀」(ブッダ)とも彼は言われるが,これも,彼の名前ではない。
それは,梵語で「覚者(かくしゃ)」,
つまり,「真理を覚(さと)った者」「真理に目覚めた人」という意味である。
(その意味は,ヘブライ語の「メシア」,ギリシャ語の「キリスト」と似ている。)


彼の名前は,「ガウタマ・シッダールタ」として一般には知られている。
「ガウタマ」というのが姓で,「最もすぐれた牛」「最良の牛」という意味がある。

そして,「シッダールタ」(パーリ語では「シッダッタ」)が彼の名前で,
それには,「目的を成就する」という意味がある。
しかし,この名も,実は,彼の元々の名ではなく,「後世の命名」であると言われている。
(この「目的を成就する」という意味は,聖書の神の名の意味を思い起こさせる。
 すなわち,「彼は成らせる」である。)


さて,彼の父(釈迦族の王)は,「浄飯王」(じょうぼんのう)と言い,
母は,摩耶(まや。梵語「マーヤー」)と言った。
(どことなく,イエスの母「マリア(マリヤ)」と発音が似ている。)


この夫婦の間には,残念ながら,長年,子供が生まれなかったようである。
結婚後,「数十年」もの間,彼らの間には子供がいなかった。
だから,彼らに子供ができた時,両親はどんなに喜んだことだろう。

私たちは,釈尊といえば,「ものすごい偉い人」という印象しかないが,
その釈尊とて,「誰かの子」なのである。
その意味では,彼を生んだ両親のほうが彼より偉いのである。


さて,伝説によれば(実際には,「長阿含経」などに記されているが),
釈尊は,誕生直後,すぐに七歩あゆみ,立ち止まって右手をあげ,

 天上天下 唯我独尊
 (てんじょうてんげ・ゆいがどくそん)


と唱えたと伝えられている。

その意味は,ものみの塔協会の「宗教は人類の為に何を成したか?」という本(183ページ)によれば,

 「(われ)は全世界に於(おい)て第一の者である

という意味である。


唯我独尊」(ゆいがどくそん)は,訓読みすると,

 「(た)だ 我(わ)れ独り 尊し

と読む。

ひろさちや氏によれば,その「天上天下 唯我独尊」の意味は,

 「宇宙間に存在するすべてのものの中で,自分より尊いものはない

という意味である。
そして,これは,「釈迦の衆生(しゅじょう)救済の自信と決意を端的にあらわしたことば」である。


私はかつて,その言葉を誤解し,なんと「独善的」,そして
なんと ごう慢な言葉なのだろう」と思ったことがある。
もし,これが,「釈尊のみ」に当てはまる言葉ならば,正直,そう感じる。

しかし,この言葉も,「心の法則の観点から見ると
実に,「いい言葉」だと分かる。

それは,「法華経」にある

 「(ただ)(わ)れ一人(いちにん)のみ 能(よ)く救護(くご)を為(な)

と言う釈尊の言葉と同じような意味である。

その「法華経」の言葉に関しては,私は,こう説明していた。

この法華経の言葉も,「心の法則の観点から読むと
実に,素晴らしいことを教えてると私は思う。

すなわち,「I AM」(「我」,われ)のみが救いを施すのである。

言い換えれば,「あなたがあなたの究極の救い主」なのであり,
それ以外のところ(あなたの「外部」)に「救い」を求めても,
そこに,本当の助けがあるわけではないのである。


http://godpresencewithin.blog86.fc2.com/blog-entry-9.html




この観点で,もう一度,釈尊が生まれてすぐに言ったとされる言葉,すなわち,

 「天上天下 唯我独尊
 (てんじょうてんげ・ゆいがどくそん)

という言葉の意味を考えてほしい。

この言葉を,「自分自身の言葉として
自分に当てはめて」言ってみていただきたい。

すると,その意味は,

 「あなたほど大切な人は,この世にいない

という意味だと分かるだろう。

そして,本当の意味で「自分の人生を変えられる救えるのは
自分しかいない」(あなたしかいない)のだ
,と分かるはずだ。


しかし,もし,仮に,この言葉は,明らかに
「釈尊」自身について述べてるのだ(釈尊のみに当てはまる言葉)と判断したとしても,
日蓮によれば,「とは私たちの中にいるのである
http://godpresencewithin.blog86.fc2.com/blog-entry-23.html

彼(日蓮聖人)は,こう述べた。

「抑(そもそも)地獄ととは いづれの所にとたづね候(そうら)へば,
 或(あるい)は地の下と申す経文もあり,
 或は西方(さいほう)等と申す経もしかれども
 委細(いさい)にたづね候(そうら)へば
 我等が五尺の身の内に候とみへて候(そうろう),
 
 さもや をぼへ候事は 我等が心の内に父をあなづり母を愚かにする人は
 地獄 (そ)の人の心の内に候,・・・
 仏と申す事も 我等の心の内に をはします

(日蓮聖人著「十字(むしもち)御書」)



だから,「独尊」の「」(われ)とは,
「心の法則」で言うところの「I AM」(内なる神)と同じ意味である。
(と私は思う)


「仏教」も,「心の法則」も,実は,
この「自分の中にいる」(あるいは,「」)への信仰を教えているのである。

(「仏教」の場合は,さらに,自らが「仏」(ブッダ),すなわち「覚者」のひとりになることを教える。
 その意味で,仏教とは「仏の教え」であると同時に,「仏になるための教え」である。
 
 日蓮聖人は,その「」とは,どういうものかを説明し,
 

「夫(そ)れ 浄土と云(い)うも地獄と云(い)うも
 (ほか)には候(そうら)はず
 ただ我等(われら)がむね(胸)の間(あいだ)にあり
 これをさとるを仏(ほとけ)といふ
 これにまよ(迷)ふを凡夫(ぼんぷ)と云(い)う」

 (日蓮聖人著「上野殿後家尼御返事」 53歳の時の著述)


 と述べた。)


それ(「内なる神」,あるいは,「九識心王真如の都」)は,
確かに,「天上天下 唯我独尊」と言える力を持っている。
http://godpresencewithin.blog86.fc2.com/blog-entry-38.html


関連記事
スポンサーサイト
コメント
価値のある存在
きたひろさん>
コメント,ありがとうございます。

日蓮聖人は,「釈尊は即ち我が一心なり」(御講聞書)
と述べています。
ですから,究極的には,「天上天下唯我独尊」という言葉も,
私たちの深いところ(我が一心)から発せられる言葉です。

その釈尊と「同じ心境(心構え)」になれるようになることが,
仏教で言うところの「ブッダ」とか「悟り」というものなのかもしれません。

自分が「どれほどかけがえがなく,大切な存在か」(世界でたった一人)
ということは,たぶん,釈尊のように,生まれてからすぐ,
人間が認識すべきものなのかもしれません。

しかし,私たち「凡人」は,そのことに「気づく」(悟る)まで,
時間がかかるのです。

私は,そのことを,ずっと知りませんでした。(私は,かつては「死にたい」と思っていました。)
たぶん,今でも,完全にそうだ(価値がある)と,認識できてるわけではありません。
私は,自分自身に,何度も何度も,そう言い聞かせてあげなければなりません。
2010/01/24(日) 22:32 | URL | possible #C454ixHI[ 編集]
天上天下唯我独尊
 こんにちは、暦の上では大寒なのですがここの所穏やかな日が続いています。
 possibleさん、此処を訪れる皆さん、風邪など引いていませんか?

 自分も「天上天下唯我独尊」は「なんだこれー!」と思っていた時期もありました、「俺は偉いんだからなー!」なんて短絡的に思っておりました。

 > 「あなたほど大切な人は,この世にいない」

 こう思える事(現在はそう思っております)は、すばらしいですよね。

 >そして,本当の意味で「自分の人生」を変えられる(救える)のは,「自分しかいない」(あなたしかいない)のだ,と分かるはずだ。

 「自分の人生」それを決めるのは「自分以外の何者でも無い」

 そう思えると穏やかに暮らしていける気がします、(自己本位・自分勝手とは違いますよね!)

 いつもためになる記事をありがとうございます きたひろ でした。
2010/01/24(日) 12:57 | URL | きたひろ #R.yfsfgE[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
好きな音楽
Terra's Theme (ファイナル・ファンタジー6)


アリア・ディ・メッツォ・カラッテーレ(ファイナル・ファンタジー6)
Translation
You can translate this blog into the language of your country by the Google Translate or the Excite Translator.


最新コメント
Since October 27, 2008
最新記事
月別アーカイブ
CalendArchive
カテゴリ
プロフィール

possible

Author:possible
男性(独身です)

故・本田美奈子と同世代

「メールアドレス」や「管理者に感想を送る」は,ウェブサイトに書いてあります。

検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
Maukie - The Virtual Cat
最新トラックバック
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。